東北地方を襲った地震によって地滑りが発生した宮城県築館町館下で、日本地すべり学会などの合同調査団が31日、現地で合同調査を始めた。 すでに現地に入った東北工業大の千葉則行助教授は、傾斜の緩やかな斜面で大量の土砂が崩れる「高速長距離土砂流動現象」(高速地滑り)が起きたと指摘しており、調査団として本格検証を行う。 調査は夕方まで。 流れ出した土砂は、車庫を押しつぶすなど民家2軒に被害を与え、道路を越えて水田内まで約200メートル先に到達している。 被害範囲は約1万平方メートル。 避難勧告を受けた周辺3世帯の7人は今も避難生活を続けている。 `4|に伴う雨の中、合同調査では、新たに開発した流動化の試験機なども用いて、土質分析のための土砂の採取や土のもろさの確認、簡易測量などを行った。 学会調査団の宮城豊彦代表(東北学院大教授)は「ここは谷だった場所で、造成前に戻るかのように土砂が崩れている」と指摘。 高速地滑り研究グループの佐々恭二代表(京都大防災研究所・斜面災害研究センター長)は「地滑りのメカニズム解明と、地震の予測に役立てたい」と話していた。 (読売新聞)[]