「高速土砂流動」が起きた斜面を調べる調査団メンバー=5月31日午後、宮城県築館町 三陸南地震で、宮城県築館町で発生した緩い斜面でもスピードの速い土砂崩れが遠くまで達する「高速土砂流動」現象について、京都大防災研究所・斜面災害研究センターなどによる調査団が31日、現地を訪れた。 調査した同センター長で日本地すべり学会会長の佐々恭二教授によると、現場の土砂は軽石などの壊れやすい堆積(たいせき)物で、宅地造成のために谷を埋め立てたため地下水を多く含んでおり、地震が起きた際、地下2−5メートルで液状化現象を起こして土砂が高速で滑り落ちたという。 調査団は`4|から変わった温帯低気圧による強い雨の中、2次災害防止のためビニールシートが掛けられた現場周辺で、簡易測量や、重りを落として地面の固さを調べる検査などを実施。 同センターに持ち帰って精査するため、土砂のサンプルも採取した。 高速土砂流動は2001年にエルサルバドルの地震でも発生、約700人が死亡している。 (共同通信)[]