昨年8月の`10|の災害で濁流にのまれながら生還したサラブレッドのキセキノサイクロン(2歳、牝(めす))が11日、北海道旭川競馬場で開かれている道営ホッカイドウ競馬にデビュー。 話題馬の登場とあって9頭中、単勝3番人気に推されたが、最下位に終わった。 第6レース(ダート1000メートル)で4枠ゲートから勢いよく飛び出し、序盤で4番手に付けたが、最後の直線で力尽きた。 見守った馬主の山田祐三さん(68)=新冠町、土建業=は「スタートが良く、見せ場をつくってくれた。 満足です」とたたえた。 生産者の畔柳(くろやなぎ)作次さん(57)=同=は「活躍はこれからです」と話した。 北海道競馬事務所によると、キセキノサイクロンの単勝の売上額は約182万円。 第6レースの売り上げは1000万9500円で、その前後のレースより約100万円も高かった。 同事務所は「希望を託した人が多かったのではないか」と受け止めている。 キセキノサイクロンは02年3月、新冠町で誕生。 昨年8月9日、濁流に流され行方不明となったが、数日後に見つかった。 市場で買い手が付かなかったが、山田さんが今年2月、馬主になり、奇跡的な生還と「旋風(サイクロン)を起こしてほしい」との願いを掛け合わせて命名された。 【渡部宏人、田中泰義】(毎日新聞)[]