◇合宿中の塾生徒ら ◇本川502ミリ−−交通網影響 `15|の接近に伴い、県内は18日も断続的に強い雨が降り続いた。 本川村では降り始めからの雨量が500ミリを超え、東隣の大川村では道路が寸断され、学習塾「土佐塾」(本部・高知市はりまや町3、福島清三塾長)の塾生134人ら165人が孤立しているのをはじめ、村全体が一時、車で村内に入れない“孤立状態 となった。 高知地方気象台は19日も昼過ぎまでさらに強い雨が降る可能性があり、多い地点で総雨量が900ミリに達するとみており、警戒を呼びかけている。 【袴田貴行】 気象台によると、16日午後10時からの18日午後5時までの雨量は本川村502ミリ▽東津野村船戸355ミリ▽池川町351ミリ。 雨量が規制値を超えたたため、jr土讃線の土佐山田―阿波池田(徳島県)間が午前9時37分から約2時間40分、運転を見合わせた。 また、高知自動車道は大豊インターチェンジ―川之江東ジャンクション間が長時間、通行止めになった。 大川村では、夕方に村の東側の村役場まで車が通れるようになったものの、村全体がほぼ孤立状態になった。 村は17日夕方、小松地区の27世帯48人に出した避難指示を継続しており、自主避難者を含め約90人が大川中学校などに避難している。 また、土佐町では、道路の寸断などで、南川、黒丸、下瀬戸の3地区の70世帯137人が孤立しているという。 大川村の「自然教育センター」で孤立した「土佐塾」の塾生らの合宿は16~18日の2泊3日の日程だった。 隣接した体験実習館には、県内各地から集まった小学6年の塾生134人、職員13人、看護師1人の関係者計148人のほか、施設職員9人、地元住民8人を含め計165人が避難している。 土佐塾によると、大川村での夏合宿は7、8年前から実施している「恒例行事」という。 施設周辺は携帯電話が届かない場所で、村役場を通じて無線で連絡を取り合っている。 食事は19日昼まで提供できる状態で、看護師も同行していることから、土佐塾は「現時点で特に心配はない」としている。 17日夕方ごろから、保護者からの問い合わせが相次ぎ、土佐塾は17日夕方に対策本部を立ち上げ、17日夜と18日朝に職員総出で保護者に電話連絡を行った。 福島塾長は「県との連絡も密にしながら、安全を第一に、万全の対策を取っていきたい」と話していた。 一方、県は18日午後、陸上自衛隊に災害派遣を要請し、ヘリコプターによる救助を依頼した。 19日の天候回復を待って、救助活動が行われる見通し。 ◇災害救助法を適用 県は18日、大川村に対して災害救助法を適用することを決めた。 県によると、同法適用は01年9月に県西南部を襲った集中豪雨以来約3年ぶり。 被害が甚大な場合、復旧費用の半分が国費負担となる。 【小川信】 8月19日朝刊 (毎日新聞) -