`15|の接近に伴う県内の大雨は19日午後には峠を越えた。 本川村で降り始めからの雨量が600ミリを超えたものの、大川村小松地区への避難指示は解除され、朝谷地区の施設で孤立していた学習塾「土佐塾」(本部・高知市はりやま町3、福島清三塾長)の塾生134人らも救助され、子どもらは久しぶりに自宅に戻った。 しかし、午後6時現在、大川村では依然、92人が大川中などに自主避難している。 【小川信、袴田貴行】 ◇防災ヘリ、ピストン運行 高知地方気象台によると、降り始めから19日午後6時までの雨量は本川村603ミリ▽東津野村船戸445ミリ▽池川町424ミリ▽本山町328ミリ▽佐川町325ミリ。 県のまとめでは、大川村小松地区の26世帯48人は避難指示は解除されたものの、自主避難を続けるなど大川中に約90人が避難している。 また、土佐町南川地区でも2世帯4人が集会所に避難している。 一方、県は、合宿中に孤立した児童らの救助を自衛隊に要請していたが、高知への到着が遅くなるなどしたため、県消防防災ヘリコプター「りょうま」1機がピストン運行で大半を救助した。 児童を乗せたバスの第1便は午後4時ごろ、高知市の土佐塾本部に到着した。 今戸涼資君(11)は「みんなでトランプなどをして時間をつぶしていた。 いつ帰れるか不安だったけど、早く帰って来られてよかった」とほっとした様子だった。 迎えに来ていた母親の1人は「周りで土砂崩れがあったようだったし、心配だった。 みんな元気そうで安心した」と安堵の表情を見せていた。 ◇大雨被災世帯に電気料金支払延長など−−四国電力 四国電力は19日、`15|に伴う大雨で被災した世帯に対し、電気料金の支払期限延長や家屋再建時の電気工事費を無料にする特別措置を決めた。 8~10月分の電気料金支払い期限を1カ月延長するほか、家屋内で電気が使えない状態になった場合は、半年間を上限に基本料金を含め電気料金は無料。 また、家屋が被害を受け再建する世帯に対しては、今後半年間に限り電気に関係する工事費用を無料とする。 特別措置を受けられるのは、高知県大川村▽同県本川村▽同県土佐町▽愛媛県四国中央市▽同県新居浜市。 最寄りの同電力窓口に連絡が必要。 高知県内の3町村は田井営業所(0887・82・0460)▽四国中央市は三島営業所(0896・23・4430)▽新居浜市は新居浜支店(0897・37・2101)。 【清水直樹】 ◇63歳男性水死−−中村・四万十川 川舟引き揚げ中 18日午後8時半ごろ、中村市角崎の四万十川で、近くに住む無職、木村寛さん(63)が川に係留していた自分の川舟を引き揚げようとしていたところ、姿が見えなくなった。 中村消防署員が約1時間後、川底に沈んでいる木村さんを見つけたが、水死していた。 中村署によると、木村さんは`15|接近に伴う増水に備えようとしていたらしい。 8月20日朝刊 (毎日新聞) -