強い`16|は30日午前9時半、鹿児島県串木野市付近に上陸し、九州のほぼ全域を暴風域に巻き込みながら北上した。 この影響で九州を中心に、空の便の欠航や鉄道の運休が相次いだ。 台風は今後、西日本から日本海側を縦断する見込み。 台風の上陸は今年6回目となり、早くも年間最多(1990年、93年)に並んだ。 気象庁の観測によると、`16|は30日正午現在、熊本県八代市付近を時速30キロで北北東に進んでいる。 中心気圧は955ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は40メートル。 中心の東側260キロと西側170キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いている。 鹿児島・枕崎では同日午前2時40分に最大瞬間風速58・1メートルの東南東の暴風を観測した。 これは同地点で観測史上2番目の記録となった。 台風は30日午後9時には、広島市の北東約150キロ付近に達するとみられる。 気象庁では進路に当たる地域に厳重な警戒を呼びかけている。 `16|の上陸に伴い、九州は新幹線をはじめ鉄道が広範囲にストップした。 羽田空港では、同日正午現在、九州発着便を中心に223便が運航を取りやめた。 ◆四国でも強風で女性が屋根から転落死◆ 九州地方では、宮崎県都城市で倒れかかった木を切ろうとして転落するなどして2人が死亡したほか、30人が重軽傷を負った。 都城市では、約100戸が床下浸水、一部では床上浸水の被害も出た。 市や安藤忠恕(ただひろ)知事から災害派遣要請を受けた陸上自衛隊都城駐屯地がボートを出動させ、住宅内に取り残された住民の救出にあたっている。 一方、鹿児島県国分市では、軽トラックが川に流され、男性2人が行方不明。 また、同日正午ごろ、香川県豊浜町和田浜、コンビニエンスストア経営伊丹準二さん(50)方で、妻の地方公務員敬子さん(51)が、2階の窓に立てかけていたよしずを取り外そうとした際、強風にあおられて1階屋根から約4メートル下に転落、頭を強く打ち、約2時間後に死亡した。 (読売新聞) -