大型で非常に強い`16|の接近で、県内は29日、強風と雨に見舞われて交通機関に影響が出たほか、椎葉村や日南市などで自主避難が相次いだ。 午後1時半ごろには県内全域に大雨洪水暴風波浪警報が発令され、県は情報連絡本部を設置した。 宮崎地方気象台によると、`16|は30日昼前、県に最接近しそうだという。 【佐藤恵二、谷本仁美、木元六男】 ◆交通◆ 航空各社によると、29日は午前に一部が運航したが、そのほかは欠航し、空の便はまひ状態になった。 日本航空は30日の便について、福岡行きなど4便の欠航を決めた。 海の便はカーフェリー、マリンエキスプレスの宮崎―大阪などが欠航。 30日も宮崎―大阪、川崎など全便が欠航するという。 鉄道はjr日南線が29日午後3時半ごろから不通になったが、その後、一部は運行した。 また、日南線は29日午前11時ごろ、台風の影響とは別に信号機の電気系統が故障。 8本が運休するなど乗客約110人に影響した。 30日は高千穂鉄道が始発から運転を見合わせるという。 西米良村の国道219号は、大雨で路肩が崩壊する恐れがあるため、29日午後5時半ごろから全面通行止めになった。 ◆自主避難◆ 県によると、29日午後3時現在、日南市や日向市、南郷町や椎葉村など3市5町3村の81世帯131人、1施設105人が地区の公民館などに自主避難した。 施設は日南市風田の海岸近くにある特別養護老人ホーム「昭寿園」で、高潮を警戒して入所者105人全員が近くの民間保養施設「サンヒル日南」と谷口病院に自主的に避難した。 同園によると、これまで高潮被害を受けたことはない。 しかし今回は台風の勢力が強く、大潮の時期とも重なっていることから自主避難を決めた。 105人のうち89人が避難したサンヒル日南では、園の職員24人が付き添った。 8月30日朝刊 (毎日新聞) -