強い`16|は30日朝、鹿児島県に上陸した後、同日午後5時過ぎには山口県防府市付近に再上陸し、九州や四国地方などを暴風域に巻きこんで北上した。 気象庁の観測によると、31日午前5時現在、新潟県佐渡市の西北西約130キロを時速約65キロで北東に進んでいる。 中心気圧は975ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は30メートル。 中心の南東側190キロと北西側110キロでは風速25メートル以上の暴風が吹いている。 台風は今後、日本海を抜け、東北北部や北海道に接近、または上陸する見込みで、同庁では引き続き注意を呼びかけている。 警察庁のまとめによると、台風により、30日午後9時までに九州、四国で計5人が死亡。 16県で81人が重軽傷を負った。 午前10時10分ごろ、鹿児島県国分市川内の大淀川に軽トラックが落ちた。 九州管区警察局などが捜索し、約1・6キロ下流で近くの農業有馬久夫さん(73)、6キロ下流で農業前田政明さん(63)を遺体で発見した。 調べによると、軽トラックは農業男性(78)が運転し、荷台に有馬さんが乗っていたが、ハンドルを取られたらしい。 前田さんは救助しようと飛び込んだらしい。 男性は無事だった。 宮崎県日之影町七折では午前7時半ごろ、自宅倉庫の屋根を直そうと上った平田恵さん(71)が突風にあおられて転落、頭を打って死亡した。 午前9時45分ごろには、同県都城市大岩田町で、愛甲勝徳さん(82)が脚立から落ちて死亡した。 倒れかかった庭の木の枝を切り落としていた。 一方、香川県豊浜町では、自宅のよしずを外そうとしていた女性(51)が強風にあおられ、屋根から転落、死亡した。 (読売新聞) -