各地に被害をもたらした`16|は31日午後2時すぎ、北海道苫小牧市に再上陸した。 これまでに全国で11人の死者・行方不明者が出ているほか、この日も暴風の影響で交通機関が大きく乱れた。 気象庁の観測によると、31日午後1時現在、`16|は苫小牧市の南約70キロの海上にあり、中心気圧は975ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は30メートル、中心の南側190キロ以内と北側110キロ以内では、風速25メートル以上の暴風が吹いている。 1日午前0時には、北海道網走市の北北東約260キロ付近に達する見込みで、その後、温帯低気圧に変わるとみられる。 31日は各地で強風が吹き荒れ、東京の都心では午前4時前に34・9メートルの最大瞬間風速を記録した。 警察庁のまとめによると、この台風による死者は31日午前11時現在、全国で計7人、行方不明者は4人、負傷者は164人に上っている。 家屋やビルの被害も相次ぎ、31日午前0時10分ごろには、東京・銀座のオフィスビル解体作業現場で、重さ約10キロの防音用のパネル(縦80センチ、横180センチ)90枚が強風にあおられて路上に落下し、駐車中の乗用車6台が破損する被害があった。 また、千代田区内では道路の木が倒れ、足立区内ではプレハブ事務所が横倒しになった。 交通の乱れも続き、空の便では、日本航空と全日空で午後1時現在、北海道・東北地方の発着便を中心に計207便が欠航。 成田空港では旅客便と貨物便の計5便が強風で着陸できず、急きょ羽田空港や関西国際空港に着陸した。 鉄道ではjr京葉線が午前7時前から約2時間にわたり全線で運転を見合わせたほか、中央、総武、常磐などの各線にも遅れが出た。 上越、東北、秋田などの新幹線も、徐行運転を行ったり一部区間で運転を見合わせたりした。 (読売新聞) -