大型で非常に強い`16|が九州に上陸した30日、県内も暴風域に入り、激しい風雨に見舞われた。 停電被害などが広範囲で出たほか、今月中旬の`15|に伴う大雨被害を受けた大川村をはじめ、約30市町村で400人以上が避難し、公民館などで台風が去るのを待つ一方、県など関係機関は被害の確認など情報収集に追われた。 【小川信、内田幸一、古谷秀綱】 高知地方気象台によると、降り始めから30日午後5時までの雨量は馬路村魚梁瀬357ミリ▽本川村356ミリ▽東津野村船戸327ミリ。 県の午後5時現在の集計によると、30市町村の267世帯416人が近くの公民館などに避難している。 大川村と土佐町が各76人で、大豊町51人、大月町31人、高知市29人など。 そのうち、大川村小松地区で20世帯40人が、高知市薊野で1世帯1人が勧告に基づき避難している。 強い風などで、停電が県内全域で広がり、午後5時現在で約4万3000戸が被害を受けた。 また、宿毛市と大月町で3人が軽いけがをした。 県教委によると、2学期制を採用している県立高校6校と公立の小中学校や県立中学校計4校が休校となり、高知市内にある保育園も全81カ所が休園した。 交通機関では、30日夕方までに、県内のjr線と「土佐くろしお鉄道」、土佐電鉄の路面電車が運転を見合わせた。 高知自動車道も全線通行止めになった。 高知市の中心商店街もシャッターを閉める店が大半で、人通りもほとんどなかった。 県西部の宿毛市では、30日午前から風雨が強まり、商店は軒並みシャッターを下ろし、店員らが看板などを早めに店内に取り込んでいた。 スーパーなどを訪れる客も、激しい風雨に驚いた様子で、雨脚がわずかに弱まるタイミングを計っては、駐車場のマイカーに駆け戻っていた。 一方、中村市下田では、激しい波が護岸に打ち寄せ、海沿いの道路が通行止めに。 暴風に舞い上げられた砂浜の砂が、護岸や人家を越え、横殴りに飛び交っていた。 8月31日朝刊 (毎日新聞) -