`21|は九州南部と四国を横断した後、29日午後8時半ごろ、大阪市付近に再上陸した。 そのまま日本列島を縦断する形で進み、30日朝にも関東に最接近して、東北南部へ達する見通し。 30日午後には温帯低気圧に変わる見込みだが、広い範囲で大雨や暴風となる恐れがあり、気象庁は警戒を呼びかけている。 毎日新聞の29日午後8時までのまとめでは、鹿児島と沖縄、三重で死者計4人、三重などで行方不明者計8人などとなっている。 今年上陸した台風は8個目で、観測史上最多を更新した。 気象庁によると、台風は午後8時現在、兵庫県洲本市付近を時速約45キロで北東へ進んでいる。 中心気圧は985ヘクトパスカルで、最大風速30メートル。 中心から70キロ以内では25メートル以上の暴風、北東側260キロ以内と南西側220キロ以内では15メートル以上の強い風が吹いている。 29日深夜には暴風域がなくなる見込み。 だが温帯低気圧に変わる過程では、最も強い風の領域が中心部から周辺部へ広がるといい、広い範囲で強い風が続く恐れがある。 広い範囲で強い雨が降っている。 特に三重県に湿った空気が集中して流れ込みやすい気圧配置だったため、同県尾鷲市で降り始めからの雨量が800ミリを超えるなど記録的な大雨となった。 台風の東進に伴い、強い雨の範囲は関東や東北へ広がる。 30日午後6時までの雨量は多い所で▽東海、東北太平洋側250ミリ▽中国、近畿、北陸、関東甲信、東北日本海側150~200ミリ▽四国100ミリ――で、1時間に50~70ミリの非常に激しい雨を伴う見込み。 【鯨岡秀紀】(毎日新聞) -