広島県尾道市栗原町の県立びんご運動公園の大型ソリ遊び施設「ジャイアントスロープ」で11日、利用時間外にソリで滑って遊んでいた同県呉市押込4の主婦、国川美晴さん(31)と二女愛花さん(7)が斜面下の飛び出し防止マットを飛び越え、約4メートル下の道路に転落した。 国川さんは頭などを強く打ち、収容先の病院で12日午後、死亡した。 愛花さんも意識不明の重体という。 県警尾道署や県土木建築部などによると、スロープは長さ約70メートル、高低差22メートルで、人工芝を張った斜面をソリで滑って遊ぶ施設。 11日午前7時ごろ、国川さんが持参したプラスチック製のソリに2人で乗って頂上部から滑走。 勢い余って、最下部のウレタン製マット(高さ、幅とも約60センチ)を飛び越えたらしい。 事故当時は`22|の影響で芝生がぬれており、普段より滑りやすい状態だったという。 2人は、10日から家族ら6人で公園内にあるオートキャンプ場で宿泊していた。 施設は93年の同公園開園とともにオープン。 午前9時から午後5時が利用時間で、専用のソリを使って遊ぶ仕組み。 雨天時の使用や、ソリの持ち込みは禁止されていたが、スロープへの出入りは24時間自由だった。 同園によると、過去2年間で、雪の日に滑走していた男児が足を骨折するなど2件の事故が発生したが、今回のようにマットを飛び出す事故はなかったという。 11日は事故後もスロープはそのまま使用中止せず、約2500人が遊んだ。 同園が事故時のマニュアルに従い県都市総務室など関係機関に連絡を取り終えたのは午後6時ごろで、12日午後3時ごろになって同室の指示で使用中止の措置を取った。 宇根敬治同公園所長は「ルールを守っていれば起きなかった事故だと思うが、今後、ゲートを設けたり、斜面を短くすることなどを含め県と協議していく。 使用中止の措置は安全確認ができるまで続ける」と話している。 【堀江拓哉、久木田照子、竹内良和】(毎日新聞) -