◇相次ぐ台風影響? 桜、ハクモクレン、コブシ……。 北九州市内の各地で春の花が咲き競っている。 今秋何度も直撃した台風が影響しているらしい。 特に門司区の和布刈公園は秋の名花・ハギが壊滅状態なのに対し、1400本のソメイヨシノでピンク一色に。 写真を撮ったり、季節外れの花見酒を楽しむ人もおり、犬の散歩に来ていた地元住民は「数10年来、こんなことは初めて」。 ただ、狂い咲きした翌春は、あまり花を咲かせないという説もあり、心配する向きもある。 【梅山崇】 北九州市「花とみどり係」によると、市民からの最初の連絡は先週初め。 「安部山公園(小倉南区)で桜が咲いている」だった。 その後、和布刈公園の情報が立て続けに5、6本寄せられた。 今井信雄係長が役所や自宅の近くを回ってチェックしたところ、浅香通(小倉北区)のコブシが花をつけていたほか、東筑紫短大(同)近くの街路樹・ハクモクレンもちらほら。 さらにナンジャモンジャの名で知られる「ヒトツバタゴ」も先週末、若松南海岸や、戸畑区夜宮地区でつぼみになっていたという。 福岡管区気象台は「台風で葉が落ちたうえ、一時的に少し温度が下がったため、春と勘違いしたのかもしれない。 しかし、桜の場合、真冬の低温を経験しないと花は咲かないのだが……」と、大半が狂い咲きしている和布刈公園のケースをいぶかる。 今井係長も「海沿いゆえに、厳しい条件が重なった結果かもしれない」と話している。 9月上旬の`18|で市がまとめた報告を見ると、同公園は、倒木、幹折れなどで30本の木が撤去されたほか、備考欄に「(木の被害は)数え切れないほど多数あり」となっている。 10月13日朝刊 (毎日新聞) -