航海訓練所の練習帆船「海王丸」(池田重樹船長、2556トン)が航行不能となり、乗組員18人が重軽傷を負った事故で、伏木海上保安部と神戸地方海難審判理事所は22日、富山市の富山港の現場で事故原因の調査を始めた。 船長ら関係者からも事情を聴く。 航行不能となった経緯について、航海訓練所は、2つある舶用ディーゼルエンジンが原因不明の故障で停止していたことを明らかにした。 岡野良成航海科長は「エンジンが動いていれば、高波にも持ちこたえられ、台風もやり過ごせたはずだ」と話している。 海王丸は18日に北海道の室蘭を出港し、21日に富山県新湊市の富山新港に入港する予定だったが、`23|に備えて、20日朝、富山港の沖合にいかりを降ろし停泊した。 通常はエンジンをふかし、波に流されないようバランスを取るが、20日午後10時ごろ、エンジンが停止。 船体が強風で流され、防波堤に衝突、船体に穴が開いて浸水し、発電機が停止したらしい。 (読売新聞) -