新潟県中越地震の被災地は25日夕、地震後初めての雨が降り始めた。 新潟地方気象台は六日町、十日町、上越東頚城(くびき)地域に大雨洪水注意報を発令し、土砂崩れへの警戒を呼びかけている。 余震も相次ぎ、約9万8000人が避難生活を続けている。 死者は1人増えて25人となり、毎日新聞のまとめでは、けが人は3000人を超えた。 全村が孤立していた山古志村の住民は、ほぼ全員が長岡市へ避難した。 26日夜からはさらに寒くなる見込みで、被災者を取り巻く状況は厳しさを増している。 県によると25日午後3時半現在、山古志村を含め小千谷市や十日町市、長岡市、栃尾市、川口町、小国町で計54カ所の集落が孤立している。 山古志村の災害対策本部は全村民避難に伴い、長岡市の県長岡地域振興局内に移った。 警察庁によると、住宅の被害は全壊261戸、半壊299戸、一部損壊2286戸に上る。 休校は26日も続き、▽高校25校▽中学校50校▽小学校109校▽高等工業専門学校1校▽特殊学校3校が休校する。 気象庁によると、余震は25日午後9時までに計402回。 25日だけでも午後9時までに86回を記録し、震度5強と5弱が1回ずつ、震度4が3回も発生している。 同庁は「余震は今後1週間、活発になったり静かになったりを繰り返す。 十分に注意してほしい」と説明している。 六日町、十日町、上越東頚城地域に大雨洪水注意報が出されたのは25日深夜までの予想3時間雨量が注意報基準の5ミリに達したため。 気象庁は地震で地盤が緩んでいる可能性があるとして、この地域で大雨注意報を出す3時間雨量を35~45ミリから、一律5ミリに引き下げている。 3地域の26日午後9時までの予想雨量は18~26ミリ。 同庁は「`23|や地震の影響で、少しの雨でも土砂災害が起きる恐れがある」と警戒を呼びかけている。 この秋一番の寒気が入り、新潟県内は27日昼過ぎにかけて雨が断続的に降る見通し。 27日朝には5度前後まで下がり、山間部で雪が交じる可能性もあるという。 (毎日新聞) -