◇以北は見通し立たず 宮川町の高校生、続く下宿−−安心、喜び、いま一つ `23|のため橋げたや枕木などを流失して不通になっていた高山市冬頭町のjr高山線「川上川橋梁(りょう)」=高山―上枝(ほずえ)駅間=が復旧し18日、高山―飛騨古川駅間14・9キロが約1カ月ぶりに運転を再開した。 しかし、飛騨古川駅以北の復旧の見通しはたっておらず、飛騨市宮川町方面から高山市内へ通う高校生たちは大半が高山市や飛騨市で下宿生活をするなど、不便を強いられたままだ。 【奈良正臣】 高山線は飛騨古川駅から北への富山県・猪谷駅までの間(37・9キロ)で、橋脚・橋梁の流失、盛り土の流出など、約90カ所で寸断状態となり、10月20日から運転をストップしたまま。 このうち、飛騨市古川町から同市河合町までは県道が復旧して車の通行は出来るようになっているが、さらに以北の河合町から宮川町方面へは依然として狭い林道を経由しなければ行けない状態が続いている。 jr東海は災害後、通勤・通学の足を確保するため、飛騨古川―飛騨細江駅(2区間)と、飛騨細江―猪谷駅間の2系統の代行バスを運行。 しかし、飛騨細江―猪谷駅間の系統バスは国道41号経由で猪谷駅まで行くしか手立てがなく、飛騨細江以北の角川、坂上、打保、杉原の4駅は代行バスも通えない状態。 宮川町では災害後、いまも15人の高校生が自宅を離れ、高山市や飛騨市で下宿生活を送っている。 この日、飛騨古川駅から列車に乗ったのは飛騨細江駅から代行バスで飛騨古川駅まで来た河合町や古川町に住んでいる高校生が大半。 高校生たちは下宿生活を送っている級友たちを思い「以前のように一緒に電車通学が出来るといいなあ」などと、一日も早い完全復旧を待ちわびていた。 11月19日朝刊 (毎日新聞) -