みんなの力が集まった成果だ――。 豊岡市立豊岡小学校(米澤謙一(よねざわけんいち)校長)6年生の長谷川杏奈(はせがわあんな)さん、川上(かわかみ)ゆかりさん、堀江早紀(ほりえさき)さん、山本未依子(やまもとみいこ)さんの代表4人が18日、「困っている人がいたら使ってほしい」と、プルトップ(缶入り飲料水などのふた)を集めて購入した車椅子1台を同小に贈った。 同小では昨年10月の`23|による水害被災者らの避難所になったが、足の不自由なお年寄りも避難し、車椅子がなくトイレに連れていくのが大変だった経験から、校内に常備して、いざという時に使う方針。 長谷川さんたちが4年生の時、総合的な学習の中で「福祉」について学習。 障害のある人たちに何ができるかを討議し、「プルトップを集めて車椅子を買っては」と話がまとまり、集め始めた。 ポスターを作って全校生や地域の人たちにも協力を呼びかけたという。 2年余りで約112万5000個(約450キロ)のプルトップが集まり、換金したところ約2万2500円になり、市の補助も加えて約2万5000円の車椅子が購入できたという。 長谷川さんたちは「卒業前に達成できてよかった。 1人の力は小さいが、みんなの力が集まれば、大きな力になることが分かった」と話す。 米澤校長は「まさにちりも積もれば山となるだ。 地域の人たちの協力があったからだが、よく頑張った」と目を細め、プルトップ集めを継続して豊小の児童会活動にするという。 【小泉邦夫】 〔但馬版〕 3月19日朝刊(毎日新聞) -