◇市の「想定外の強風」覆す−−台風被害調査委が最終報告 昨年9月の`18|の強風で山口市の山口情報芸術センターの屋根が破損した原因について、台風被害調査委員会(委員長、松井千秋・九大名誉教授)は12日、「屋根の固定強度が、設計より弱かった」との最終報告書を公表した。 設計や施工に問題があったとみられ、今後業者らの責任が問われそうだ。 【住田里花】 最終報告書によると、固定強度が低下した原因について、(1)屋根を固定するステンレス板の強度にばらつきがあった(2)屋根の鉄板が太陽の熱によって伸縮した――を挙げた。 ほかの原因として、芸術性を重視し、波形にした屋根の構造上の特殊性を指摘。 「風による荷重について適切に評価できていなかった」と述べた。 被害後、業者が行った補修工事については「妥当」と判断した。 市はこれまで「想定外の強風が原因だった」などと説明してきたが、最終報告は被害時の平均風速は現行の建築基準で想定の範囲内だったと指摘した。 また、「隣接する大規模建物の影響もほとんどなかった」と結論づけた。 ◇ ◇ 合志栄一市長の話 想定以上の風は吹いていなかったにもかかわらず、屋根が飛ぶ結果になった点は責任を感じる。 市民の皆さんに心配とご迷惑をかけたことを謝罪したい。 建設を請け負った大林組広島支店(広島市)の話 調査結果の中身を見ないとコメントしようがない。 我々としては、想定外の風が吹いたと認識している。 4月13日朝刊(毎日新聞) -