◇台風では土のう積み jr豊岡駅前の再開発ビル「アイティ」の地下駐車場出入り口から水が流れ込むのを防ぐ「防水板」設置工事が22日、完了した。 昨秋の`23|で、押し寄せる洪水に“人海戦術 で土のうを積み乗り切ったが、「転ばぬ先の杖(つえ)」と、より安全性の高い対策を施した。 ビルを管理する「アイティ管理組合法人」(佐伯雄一(さえきたけいち)理事長)によると、地下駐車場の下には電気室などビルの“心臓部 があり、浸水はビルにとって致命的。 台風時には7階市民プラザに約750人が急きょ避難しており、組合職員や警備員ら約10人が約4時間かかって、土のう約1500袋を地下駐車場出入り口に積んで浸水を防いだ。 ところが、土のうは水圧にもろく、倒れたら積み直す作業を夜通し繰り返したという。 今年3月には市と組合が、災害時にはビルを市民の避難所として使うための覚書を正式に交わしており、「より確実で安全な対策を」と、5月の組合総会で防水板の設置を決めた。 防水板は長さ約1・4メートル、重さ約20キロのアルミ製で、同じくアルミ製の支柱(高さ約1・1メートル)を立てて計10枚をはめ込む方式。 通常時は倉庫で保管し、2人がかりなら約30分で取り付け可能という。 総工費は約900万円。 後藤昌(ごとうあきら)専務理事は「防水板は半永久に使える施設なので、安全性がさらに高まるはず。 水害の時には一番安全な場所の一つになる」と期待を寄せた。 【武井澄人】 〔但馬版〕 6月23日朝刊(毎日新聞) -