◇6月の降水量「最少」更新しそう アジサイの名所として知られる富山県小杉町黒河の県民公園太閤山ランドで、約50種2万株のアジサイが咲き誇る「2005太閤山あじさい祭り」が26日まで開かれている。 例年なら今が盛りだが、今年の北陸地方の梅雨入りが遅れている影響か、花も遠慮がち。 同公園では「早く雨が降って」と祈っている。 同ランドの約500メートルのあじさい通りでは、ヒメアジサイなど西洋の品種、伊予テマリ、八重咲きカシワバアジサイといった和アジサイを栽培。 祭りでは茶会やコンサート、写真コンテスト、アジサイの即売などが開かれている。 しかし今年は、4~5月に気温が上がらず、6月に入ってからも雨がほとんど降らないことから花も小ぶりで、花の咲き方も1週間程度遅いという。 満開は今週末と見込んでいるが、花自体は7月上旬まで楽しめるという。 詳細は同ランド(0766・56・6116)へ。 ◇ 富山、金沢両地方気象台によると、北陸地方の梅雨入りの遅れの原因は、梅雨前線の北上が進まないこと。 前線を北に押し上げる太平洋高気圧が弱い▽北からの寒気が南下し前線の北上を抑えた▽今月の`4|が前線自体の活動を弱めた――などが要因として考えられる。 これまで一番梅雨入りが遅かったのは、1958年と87年の6月28日。 両気象台によると、今後1週間はまとまった雨が期待できず、記録的な遅さになるのは確実。 さらに、富山市で今月に入り降水量を記録したのは、11日の10・5ミリのみ。 例年の6月の平均値は約180ミリ、観測史上最少記録は26・2ミリ(44年)で、こちらも記録更新目前だ。 金沢でもまとまった雨は11日の11・5ミリくらいで、月間の平均値が193・7ミリなのに、22日までに約14ミリしか降っていない。 観測史上最少記録は29・4ミリだ。 農作物には水が欠かせないこの時期。 富山県農林水産部は▽水稲はあぜからの漏水防止に努める▽野菜は朝夕の地温の低い時間帯に短時間のかん水を行い、速やかに排水する▽例年より発生量が多い害虫の防除を徹底する――などを呼びかけている。 【青山郁子】 6月24日朝刊(毎日新聞) -