◇雅楽も披露完成を祝う−−城崎温泉の輝ける☆に 「西日本一の温泉をつくろう」との願いが七夕の日、実を結んだ。 旧城崎町役場跡地に7日移転開業した新「御所の湯」は、90年の「鴻の湯」以来15年がかりで順次進められた外湯のリニューアルの締めくくりにふさわしい、威風堂々の和風建築。 地元住民は、`23|やjr福知山線事故の余波を受けた温泉街のにぎわいを取り戻したいと、新たな願いを込めた。 【武井澄人】 開業に先立つ朝、旧浴場の「魂」を新浴場に運ぶ「湯移し」の儀式があった。 男女それぞれの浴槽の湯を注いだ木桶(おけ)が竹組みの輿(こし)に載せられ、平安装束の住民ら約40人による行列が新浴場までゆっくり練った。 関係者約80人が出席した完成式では、外湯を運営する城崎町湯島財産区管理者の中貝宗治(なかがいむねはる)・豊岡市長が「七夕の日に外湯七つ目の改築が重なり大きな喜び。 新浴場が城崎の輝ける星になりますように」とエール。 濡(ぬ)れ縁を備えたロビーは即席の舞台になり、古式ゆかしい雅楽が彩りを添えた。 6月末で閉湯した旧浴場も復活し、観光客らは一日限りの「8湯めぐり」を楽しんだ。 旧城崎町長在任中に新浴場建設の陣頭指揮をとった西村肇(にしむらはじめ)さん(60)は「思った以上にいい外湯ができたと思う。 日本一かもしれないな」と感慨深げ。 「でも本当の素晴らしさは実際に来てもらわないと分からない。 ぜひ足を運んで」とprも忘れなかった。 〔但馬版〕 7月8日朝刊(毎日新聞) -