`7|の影響は26日、県内でも定期航路の欠航や主要道路の通行止めなど県民生活に及んだ。 25日夜から降り続いた雨は、箱根で総雨量435ミリ(26日午後9時現在)を記録。 県内各地に大雨や洪水などの警報が出され、23日の地震で地盤が緩んだ場所での土砂崩れなども心配された。 県警や各自治体は26日夜も職員を待機させるなど強まる雨や風への警戒を続けた。 県や横浜地方気象台によると、25日午後5時~翌26日午後9時までの総雨量は▽箱根435ミリ▽山北町丹沢湖203ミリ▽相模湖198ミリ▽相模原139ミリ▽平塚116ミリ――など。 箱根町では26日午前11時からの1時間に37・5ミリの強い雨を観測した。 最大瞬間風速は同日正午ごろに横浜市で13・1メートルとなった。 台風接近は交通機関に混乱を招いた。 横須賀市―千葉県富津市の「東京湾フェリー」(全21往復)、横須賀市―大分県の「シャトル・ハイウェイライン」(全1往復)はともに全便を欠航。 道路の通行止めは、箱根周辺を中心に30カ所を超えた。 湘南地区の海沿いに位置する「西湘バイパス」は、高波が道路にかぶるため、上り線が小田原西ic―西湘二宮ic間、下り線が大磯東ic―小田原西icで通行止め。 また、箱根新道や芦ノ湖スカイライン、箱根ターンパイクなども大雨のため通行止めとなった。 鉄道は、jr御殿場線が松田―御殿場間で上下線運休。 通勤客が大半のjr「湘南ライナー号」も午後の電車から運転を見合わせた。 箱根登山鉄道は、ケーブルカーの全線を午後3時、小田急線は「ロマンスカー」を午後2時半から運休した。 県警や各自治体も警戒を強化。 県警は県内に最初の警報が出された午前9時53分に災害警備連絡室を設置し、情報収集にあたった。 昨年10月の`22|で帷子川が越水し、水につかった横浜駅西口の繁華街では、店舗の前に土のうが積み上げられ、台風に備えていた。 避難勧告の遅れなど対応が後手に回り、批判を浴びた横浜市西区役所は昨年の4倍を超える職員97人態勢で夜間も警戒。 新しい取り組みとして帷子川の要所7カ所に職員を配置し、水位を見守った。 パチンコ店の男性店員(32)は「昨年は地下に水が入り、1カ月ほど営業に支障が出た。 油断はできない。 早めに対応している」と止水板の設置に余念がなかった。 【渡辺創、鈴木一生、池田知広】 7月27日朝刊(毎日新聞) -