夜の山肌にくっきりと浮かび上がった送り火に手を合わせたり、見入る市民ら(16日午後8時10分、京都市上京区・賀茂大橋西詰から大文字山を望む) 京の晩夏を彩る伝統行事「五山送り火」が16日、京都市内であった。 先祖や故人の精霊を送る人たちや、行く夏を惜しむ市民らが鴨川べりなどに繰り出し、夜空を焦がす炎の競演を、さまざまな願いや思いを胸に見守った。 送り火は、お盆に迎えた精霊を送り、無病息災を祈るお盆の行事。 室町時代以降に定着したといわれる。 今年は、昨夏の`23|で倒木した天橋立(宮津市)のクロマツが、大文字の護摩木の一部に使われた。 午後8時、曇り空のもと、左京区の大文字山では75基の火床(ひどこ)に積み上げられた護摩木が次々と点火され、一画が約80メートル−約160メートルの「大」の字が山肌にくっきりと浮かび上がった。 続いて「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の順に点火され、市民らから歓声が上がった。 京都地方気象台によると、同日の最高気温は32・6度と平年並みだったが、午後8時は27・5度でやや涼しかった。 人出は昨年より2万人少ない約12万人(京都府警調べ)だった。 ▽動画ニュースもあります。 (京都新聞) -