26日未明に房総半島を直撃した`11|は、県南部を中心に被害が相次いだ。 県によると、男性1人が軽傷を負い、10市町村で住宅17棟が一部損壊、海の家が5棟全・半壊した。 また、15市町村で2万3000世帯が停電するなど、各地につめ跡を残した。 【桜井憲司、長谷川力、神澤龍二】 銚子気象台によると、最大瞬間風速は、▽銚子市で39・6メートル(26日午前6時13分)▽勝浦市で38・5メートル(同3時40分)▽館山市で37・3メートル(同2時)――を記録。 降り始めから26日午前9時までの総雨量は、▽鴨川市で313ミリ▽君津市で291ミリ▽大多喜町で285ミリ――を観測した。 県消防地震防災課によると、大網白里町の無職の男性(75)が自宅で雨漏り点検中、椅子から転落。 腰に軽傷を負った。 住宅被害のうち、館山市正木、会社員、山本武志さん(31)方は裏山の土砂が流れ込んだ。 山本さんによると、妻と長女(生後6カ月)の3人で2階で寝ていた同日午前2時半ごろ、山側で「ドカーン」という音がした。 懐中電灯で窓から裏山を照らすと、幅約5メートル、長さ約30メートルにわたって山が崩れ、1階に大量の土砂が流れ込んでいた。 玄関のドアも開かなかったという。 山本さんは「1階に寝ていたら助からなかったと思う。 こんな体験は初めて」とおびえた様子だった。 床上・床下浸水は4市町の14棟で発生。 うち床上浸水5棟はすべて鴨川市で、加茂川が一部はんらんした影響だった。 同川流域22地区の450世帯約1440人に避難勧告が出され、うち23世帯55人が鴨川中学校で約4時間過ごした。 また、県農林水産政策課によると、夷隅町や君津市で収穫時期を迎えた梨の落下の報告があり、被害を集計している。 交通機関も大きく乱れた。 jr総武線など7線で上下150本が運休、55本が最大3時間遅れ、約4万3600人に影響が出た。 成田国際空港では25日から26日午前にかけ、国際線13便が欠航した。 ◇流山の花火大会は中止 つくばエクスプレス開業イベントとして、27日開催予定の「第30回流山花火大会」は中止に。 江戸川の増水で、打ち上げ会場の流山市流山の河川敷が冠水したためで、予備日の28日も水がひきそうになく、中止とした。 8月27日朝刊(毎日新聞) -