`14|が九州を通過した6日、北九州、京築地区は午前中から強風と豪雨に見舞われ、倒木、停電などの被害が相次ぎ、避難勧告は2907世帯7280人に上った。 北九州市によると、戸畑区の雨量は5日の降り始めから6日午後4時までで126ミリだった。 【松尾雅也、出来祥寿、中園敦二】 ■高潮被害恐れ 避難勧告は同日午前7時過ぎに新吉富村の450世帯1350人に対して行われ、同日午後6時までに小倉南区の1946世帯4769人▽門司区の470世帯1081人▽豊前市5世帯13人▽椎田町36世帯67人――となった。 いずれも近くの河川が危険水位を超えたり、高潮で冠水の恐れがあるため。 自主避難も相次ぎ、北九州市137世帯329人▽行橋市123世帯217人。 ■床下浸水も 豊前市沓川地区は同日午前中に住宅2棟が床下浸水した。 北九州市では、強風で隣家の木が倒れて車庫の屋根などを破損した▽車庫の扉がはずれた――などの被害があった。 ■交通 交通機関も大きな影響を受けた。 同日午前7時に関門自動車道が通行止めとなり、北九州都市高速道路も。 山陽新幹線やjr九州の在来線、北九州モノレール、西鉄バス、北九州市営バスなどで運休が続出した。 ■停電 九州電力北九州支店によると、一時、小倉北区、小倉南区、行橋市、椎田町などで計約1000戸が停電した。 ■避難場所 避難場所となった小倉南区沼本町の沼小体育館には午後6時半現在、近くの45世帯106人が避難。 その後も避難勧告を受けた市民らが続々と集まった。 住民には市から、1世帯につき毛布1枚が支給された。 コンビニエンスストアで買った弁当を食べたり、テレビで台風の様子を見守るなど不安な時間を過ごしていた。 近くを流れる竹馬(ちくま)川から100メートル離れた所に自宅がある主婦、大江尚代さん(49)は2人の子どもと避難。 「今までは台風はテレビの中だけの出来事と思っていたけれど、アメリカのハリケーン被害を見たり、今回の避難で意識が変わった。 早く自宅に戻れればいいが……」とこぼしていた。 行橋市中央公民館に避難した同市金屋、主婦、三村ミツノさん(70)は「心臓が悪く、風の音が聞こえると恐ろしくてどうきが激しくなるので避難した。 早く台風が過ぎ去ってほしい」と話していた。 〔北九州版〕 9月7日朝刊(毎日新聞) -