◇満潮…高潮などで道路冠水も `14|の影響で、6日夜から7日未明にかけ、高松市や観音寺市など11市町の約2万人に出されていた避難勧告は7日午前6時までにすべて解除された。 県や35市町が設置した水防本部も同日午前中に解除された。 県のまとめによると、被害は、高松市で1人が重傷、床上浸水2棟、床下浸水50棟、高松市などで3棟が全壊。 道路も高松市を中心に高潮などで冠水したが、午前中にほぼ復旧。 農林水産被害は、稲の倒伏▽イチジクなど果実に傷がついた▽オリーブやナシの落下▽農道ののり面が崩れた――などで被害総額は約2億1700万円になる見込み。 一方、高松市は、同市福岡町プールと同市立仏生山公園温水プール、西部広域スポーツセンター温水プールを再開。 また、同市の市ふれあい福祉センター勝賀など5施設の浴室も利用を再開する。 また、国の重要文化財・丸亀城天守の鬼瓦など、瓦3枚が落下して破損した。 ◇ 昨年の台風で浸水被害があった高松市北浜町や同市瀬戸内町などの沿岸部では、満潮の6日深夜から7日未明にかけて一部の道路が冠水するなどした。 同市北浜町などでは、多くの住民が家から出て、心配そうな表情で水位の変化を見守り、ポンプで水をくみ出す人の姿も見られた。 同町の主婦(67)は「去年よりはましだったが『またか』という感じ。 台風は自然現象だから仕方ないけど……」と話していた。 また、同市瀬戸内町でも海沿いの道路を海水が覆い、一部道路が通行止めに。 同町の会社員、秋山巌見さん(51)は「不安でずっと起きていたが、民家への被害があまり出なくてよかった」と胸をなでおろした様子だった。 【田畑知之、大西岳彦、大久保昂】 9月8日朝刊(毎日新聞) -