`14|による暴風で、佐伯市弥生江良の洞明寺(清松寛哲住職)の樹齢800年を超えるイチイの大木(高さ約25メートル)が倒れた。 寺への直撃は逃れたが、庫裏裏に横たわった。 イチイは根元から水がわき、水道のない時代は地域の生活用水となった寺のシンボル。 数年前から樹勢が衰えて東側に傾き始め、直下の庫裏に倒れ落ちることが心配されたが、台風が猛威を奮った6日昼前、なぜか北側に倒れ、並んで立つ紅葉にそっと支えられる形となって被害はなかった。 先代住職の清松俊哲さん(66)は「庫裏上に倒れたら、中で昼食をとっていた私はどうなったか。 神秘的な倒れ方」とあっぱれな最期に敬意を払い、倒れず残った根元部分はそのまま据え置く考えだ。 【降旗英峰】 9月12日朝刊(毎日新聞) -