`14|で鉄橋が流失した県や高千穂町などの第三セクター「高千穂鉄道」(本社、同町)について、村社秀継・県地域生活部長は16日、県議会一般質問で「経営状況は台風被害で更に厳しくなった。 被害額が判明した段階で沿線市町村などと協議したい」と述べ、早期復旧に厳しい見通しを示した。 高千穂鉄道(延岡―高千穂間)は6日午前、北方町内の五ケ瀬川に架かっていた2本の鉄橋が押し流され、全線不通に。 通学・通勤客には代替バスを運行して対応している。 村社部長は「調査中だが、復旧には多額の経費を要する。 経営は利用者減少などから大変厳しかったが、更に厳しくなった」と答えた。 一方、高千穂鉄道の黒木睦郎社長(高千穂町長)は16日の取締役会後に記者会見。 黒木社長は「被害額は想像以上。 厳しい状況だ」と改めて完全復旧の困難さを語った。 その上で「社員34人の処遇を早急に決める必要がある」とし、今月末から来月初めに開く次期取締役会までに被害額や復旧期間などを調査。 取締役会で存続か廃止かの判断を検討する。 黒木社長によると、今回の台風で下りる災害保険は最高で約4億円。 復旧費用は国、県と沿線自治体が各4分の1を負担、残りを会社が負担する。 会社は赤字続きで基金も3億5000万円まで減っているため、黒木社長は「心情的には存続させたいが、長い将来を考えたら、厳しい事態だ」と述べた。 【中尾祐児、椎葉昭夫】 9月17日朝刊(毎日新聞) -