◇垂水市牛根麓地区で奮闘 `14|による土砂災害で住宅32棟が全半壊するなどした垂水市牛根麓地区。 6日の台風襲来から丸10日がたち、被災地の道路復旧は急ピッチで進むが、住宅の中まで入り込んだ土砂の撤去は重機が使えず人力のみ。 そんな被災者を支援しようと16日、県立高校2校の生徒らがボランティアで被災地に入り、土砂撤去に精出した。 ◇住民「ありがたい」と感謝 参加したのは、県立福山、垂水両高校の生徒や職員ら計約80人。 福山高校農業土木科2年の男子生徒32人は午前9時半ごろから現地入り。 泥に埋まった被災者宅で床下や軒先にたまった大量の土砂をスコップと一輪車で搬出した。 海辺近くに住む前田重徳さん(71)宅は母屋と2階建て納屋の1階部分が土砂に埋もれた。 母屋の畳上約50~60センチまで土砂が流れ込み、室内は泥の海に。 10日たっても床下にはまだ大量の土砂が残っていたが、この日の生徒たちの作業で搬出にめどが立った。 額に玉の汗をかいてスコップを動かしていた水流添仁君(16)は「ボランティアは初体験。 少しでも役に立ちたい」と話し、前田さんの妻節子さん(67)は「本当にありがたいことです」と感謝していた。 市によると、`14|での市内全域の住宅被害は、全半壊、一部破損、床上床下浸水など420棟。 今後、市職員百数十人もボランティアで参加するという。 【新開良一】 9月17日朝刊(毎日新聞) -