近世以降、四国で出稼ぎした「長州大工」を題材にした創作芝居が19日、ゆかりの地・周防大島町の東和中であった。 地元の西方公民館体育部(高田浩部長)が敬老会で上演、笑いも交えた熱演に、盛んな拍手が送られた。 同部は十数年前から敬老会で創作劇を上演してきたが、昨年は`18|の被害で断念。 今年は、一昨年に続き、長州大工の劇に挑戦した。 長州大工は、旧東和町出身者が多く、江戸から大正期、四国各地の村々で神社仏閣などを建築した。 今回は、江戸末期に伊予・魚成村(愛媛県西予市)の龍沢寺山門を建てた大工の話を基に創作。 見習い大工の久蔵が試練を乗り越え、出稼ぎ先の土地に溶け込む姿を描いた。 体育部メンバーは20~50歳代の20人。 島に移り住んだ若い世代が加わり、殺陣やギャグにも磨きがかかった。 脚本を書いた宮本光さん(52)は「後世に残る仕事をした長州大工を身近に感じてもらいたい。 これからも続けていきたい」と話した。 【田原和宏】 9月20日朝刊(毎日新聞) -