開催終了が決まった「天橋立寒中てんころ舟競争」。 冬の阿蘇海をこぎ進む姿が人気を集めた(2003年2月、宮津市) 京都府宮津市の阿蘇海を舞台に、毎年2月に行われる冬の風物詩「天橋立寒中てんころ舟競争」が昨年開催の第21回を最後に終了することになった。 主催の天橋立観光協会は「カニや温泉など、同イベントに代わる冬の観光資源が充実したため」としており、17日、会員らに文書で伝えた。 てんころ舟競争は、アサリ漁などに使われる小舟2隻を横につなぎ、往復約600メートルの海上コースで順位を競うレース。 積雪などで客足が落ち込む冬の観光対策として1984年、初めて開かれた。 男性はふんどし姿、女性は好みのそろいの衣装で、寒中をこぎ進む光景が人気を集め、毎年1万人を超える見物客でにぎわった。 今年2月は、昨秋の`23|で発着点となる桟橋が全壊したため、初の中止に追い込まれた。 現在も、復旧の見通しは立っていない。 開催終了は、このほど開かれた同協会理事会で企画宣伝委員会から提案があり、役員らが了承した。 協会は中止理由について「開催当初と違い、今はカニや温泉といった地元を代表する観光の目玉も定着した」と、同イベントが一定の役割を終えたことを挙げている。 市民、観光業界の要望があれば、再開もあり得るというが、今後は「協会主導ではなく、地元主体型の取り組みを充実していきたい」としている。 (京都新聞) -