【カイロ高橋宗男】エジプトの海運当局者によると、乗員・乗客1415人を乗せたエジプトのフェリー「アルサラーム・ボッカチオ98」(1万1800トン)が2日夜(日本時間3日午前)、サウジアラビア沿岸の紅海で沈没した。 ap通信によると、エジプト海運当局者は、3日午後までに現場海域付近から100人が救助され20人の遺体が収容されたと明らかにした。 サウジ出入国管理当局によると、同船に日本人は乗っていない。 乗客の大半はエジプト人の出稼ぎ労働者という。 エジプト当局者によると、同船は2日午後10時(3日午前5時)ごろ、サウジアラビア北西部のドゥバハから約100キロの紅海上でレーダーから消えた。 同船はサウジアラビアのジッダを出航、ドゥバハを経由して3日午前3時(同10時)に目的地のエジプト南部サファーガに到着する予定だった。 沈没原因としては悪天候と過積載が指摘されている。 少なくとも220台の車両を載せていたとの情報もあり、悪天候のため船内の車両が移動してバランスが崩れた可能性も指摘されている。 米cnnテレビによると、同船は約25年前に建造された。 99年に衝突事故に巻き込まれたとの情報もある。 1912年4月には英国の豪華客船「タイタニック」号がカナダ・ニューファンドランド島南方で沈没、1500人以上が死亡。 87年12月にはフィリピン・ミンドロ島沖で客船がタンカーと衝突し、3000人以上が死亡、過去最大の海難事故となった。 国内では54年9月に青函連絡船「洞爺丸」が台風により函館湾で座礁・転覆し、1155人が死亡した。 (毎日新聞) -