流域で急速な都市化が進んできた福井市内の一級河川、狐川(長さ7・8キロ)の水害対策を検討してきた連絡協議会(委員長・福原輝幸福井大教授)は20日、行政と流域住民が共同で取り組むことを目指した提言書をまとめ、西川一誠知事に提出した。 県は提言を今後の対策に反映させる。 狐川流域の木田、月見・みのり、社の各地区は低地にあり、都市開発で水田が減少して保水機能も低下。 04年には計5回の浸水被害を受けており、昨年5月に協議会を設置して行政と住民の代表、有識者らが対応を話し合ってきた。 提言書では、04年10月の`23|規模の降雨(総雨量140ミリ、最大時間雨量25ミリ)で浸水被害を発生させないことを当面5年の目標に設定。 ハード対策として、▽狐川が流入する日野川の河川改修事業の早期完成▽雨水を一時的に貯めておく貯留管、貯留池の設置▽ポンプ排水施設の設置――などを提言した。 また民間駐車場や一般家庭でも雨水をためるタンクなどを設けたり、今ある水田を維持して、狐川に一度に流れ込む水量を抑制。 災害情報を携帯電話にメール配信する情報システムの確立や、自治体と地域の連携強化も求めている。 【平野光芳】 4月21日朝刊 (毎日新聞) -