昨年の`14|の教訓を生かそうと、日之影、高千穂、五ケ瀬の西臼杵3町合同で、初めての県総合防災訓練が28日、高千穂町総合公園を中心にあった。 56機関、1600人が参加した。 台風による大雨で地盤がゆるくなっているところに、震度6弱の地震が起きたという想定の訓練。 土砂崩れで各地の道路が寸断され、孤立地域では集団避難が必要なうえ、各地で建物や山林の火災が発生、延焼中という大変な事態を想定した。 情報伝達・避難▽避難所開設・運営▽救援物資の受け入れ▽炊き出し▽ライフラインの復旧――などの訓練を地域ごとに実施した。 五ケ瀬町三ケ所地区では「孤立した住民28人」が、陸上自衛隊の大型ヘリに乗せられて同公園まで運ばれた。 県警は、山崩れによる埋没車両の救出訓練を行い、九州電力も折損電柱の補修訓練を実施した。 初めてヘリに乗ったという五ケ瀬町宮野原の元大工、飯干久生さん(83)は「昨年の台風では、家の近くの山が崩れた。 もし自分が被害者だったら、乗り心地が良かったなんて、のんきなことは言えないよ」と話していた。 【甲斐喜雄】 5月29日朝刊 (毎日新聞) -