◇台風でダメージ、200株を移植−−旧出石町から株を譲られた奈良のグループ 8年前に旧出石町から希少植物「ミズアオイ」の株をもらって増やしてきた奈良県のグループが29日、“故郷 である豊岡市出石町を訪れ、出石温泉館「乙女の湯」前の人工池に200株の苗を移植した。 同町各地では04年秋の`23|で、種子が流される被害を受けていることから、廣井準一・乙女の湯支配人(50)は「秋に咲く花が楽しみ。 観光客のみなさんにも喜んでもらえたら」と期待している。 ミズアオイは、8月下旬から9月にかけ、ヒヤシンスに似た薄紫色の花を咲かせる水生の1年草。 近畿では旧出石町以外はほとんど確認されていなかった98年、奈良県野生生物保護委員会ミズアオイ研究グループが、出石中学校から2株を譲り受け、同県内で増やしてきた。 今では明日香村の棚田などに計3000株が育つまでに。 乙女の湯前の人工池に植えるのは昨年に続き2度目。 この日、同グループの中尾敏夫さん(70)、妻玲子さん(64)ら3人は、運んできた200株を手際よく植えていった。 中尾さんは「シカに食べられたりせず、無事に育ってほしい」と話している。 【長谷川哲雄】 〔但馬版〕 7月30日朝刊 (毎日新聞) -