`10|が予想外のゆっくりとしたスピードで北上したため、県内は19日も強風域の圏内に。 しかし次第に風雨は弱まり、19日朝に7市町で28世帯32人いた自主避難者は午前中に全員帰宅。 武雄市の2地区に出されていた避難勧告も昼前に解除された。 19日午後4時現在の県のまとめによると、佐賀市富士町の神水川護岸が約50メートルにわたり崩れたが、人家などへの被害の恐れはない。 唐津市では、市立大良小中学校グラウンドののり面を支える壁(高さ4メートル、延長200メートル)が長さ20メートルにわたって倒壊した。 のり面は上下幅が10メートルほどあり3段に分かれた構造で中段から土砂が崩れ落ち、壁が水路を挟んだ水田側に倒れた。 同市などによると、壁は約30年前の学校建設当時のもので昨年12月、壁とのり面の間にすき間ができたため、コンクリートで雨水を防ぐ補修をしていた個所だった。 今のところ、学校施設への影響はないという。 一方、国道、県道の通行止めは、のり面崩落の恐れで片側通行の鳥栖市河内町の県道329号を除き、19日中に解除された。 農産物被害は、佐賀市など3市1町で稲が倒れる被害があり、伊万里、唐津市でナシが一部落果。 同市の小ネギ、デコポンのビニールハウス破損も12件あったという。 【姜弘修、田中操】 8月20日朝刊 (毎日新聞) -