`13|の接近で県内は17日午後、強風域に入り、所によっては強い雨風に見舞われた。 このため屋根から転落するなどして10人がけがをした。 水俣市など39市町村で自主避難が相次ぎ、天草市を中心に午後6時現在で約5万5300戸が停電した。 また、jrや高速バス、高速道路などがストップし交通網も乱れた。 熊本地方気象台によると、最大瞬間風速は天草市牛深で43メートルを記録した。 同日の降り始めからの雨量は午後2時現在、湯前町横谷93ミリ▽多良木町38ミリ▽球磨村一勝地37ミリ――となっている。 【谷本仁美、伊藤奈々恵、平野美紀】 ■自主避難 水俣や八代両市など39市町村で午後5時半現在、2152世帯3516人が体育館などに自主避難した。 このうち水俣市は総合体育館など12カ所を避難所に開設、約214世帯373人が避難した。 同市牧ノ内のもやい館には約90人が身を寄せ合い、台風の進路を伝えるテレビニュースを心配そうに見入っていた。 99年の台風で自宅半壊の被害を受けた同市月浦、建具店経営、緒方正実さん(48)は「7年前は家が飛ばされるかと思うほどの怖さだったので、今回は早めに避難した」と話した。 八代市では24カ所の避難所に651世帯1210人が自主避難した。 ■停電 九州電力によると、午後6時現在、天草営業所管内で約3万8200戸が停電。 八代営業所管内でも約1万500戸が停電した。 ■交通 風雨の強まった午後には陸海空すべての交通機関で影響が出た。 jrは鹿児島、豊肥、三角、肥薩各線で午後から運転を見合わせた。 高速バスも午前中に運行した一部を除いて上下約60便が運休した。 島原、天草方面の海の便は始発から運休。 熊本フェリーは18日の島原、本渡行きの始発も運休する。 空の便は熊本離発着のスカイネットアジア航空や全日空、日本航空の各便で朝の便を除いて欠航。 天草エアラインも全便欠航した。 高速道は夕方から九州自動車道の人吉―松橋間と南九州西回自動車道が通行止めに。 天草五橋も通行止めとなった。 ■負傷者相次ぐ `13|の影響で、各地でけが人が相次いだ。 午後1時25分ごろ、八代市大村町で、親せきの家の屋根に上って雨漏りの修理をしていた51歳の男性が約3メートル下の地面に転落し左かかとを骨折した。 この他、同市本野町でも49歳と50歳の男性▽阿蘇市では70歳男性▽荒尾市では56歳男性▽津奈木町でも65歳男性がそれぞれ屋根から転落し、けがをした。 合志市では屋根にはしごをかけて土のうを積んでいた59歳男性が突風にあおられてはしごごと転倒し、頭を打った。 また、午後2時20分ごろ、天草市亀場町のスーパー駐車場で、客の荷物を運んでいた40歳と35歳の男性店員が飛んできた建材に当たり、40歳男性がろっ骨を骨折、35歳男性が左足を打つなどした。 天草市牛深町では、台風接近に備えて漁船のいかりを調整していた50歳男性が足を滑らせて右足の親指を脱きゅうした。 ■行事 玉名市や宇城市、山鹿市などで予定されていた職員採用試験は延期になった。 また、九州地区高校野球熊本大会も一部の4試合が中止となり、18日に順延された。 9月18日朝刊 (毎日新聞) -