宮崎地方気象台は19日、宮崎県延岡市で17日に110人の死傷者を出した突風は、竜巻だったと断定した。 竜巻の威力を表す6段階分類(fスケール)では、風速50−69メートルのf2か、1ランク上の同70−92メートルのf3規模と推定。 f3の竜巻は国内で2例しか確認されておらず、今回は国内最大規模だったとみられる。 同気象台によると、竜巻は17日午後2時ごろ、延岡市沖の海上で発生して上陸。 被災地域は同市塩浜町の海岸から北北西に向かい幅150−250メートル、長さ約7・5キロの細長い帯状に連なっていた。 同地域でjrの特急列車が脱線、横転し、800棟以上の建物が連続的に壊れていた。 移動速度は時速約100キロ以上、上陸後、消滅するまでわずか4分と推定される。 住民からは「物が浮き上がって巻き上がった」「ゴーという音がした」「耳鳴りがした」など竜巻特有の証言も得られた。 当時、宮崎県北部は`13|の影響で非常に発達した積乱雲が流れ込み、竜巻が発生しやすい条件だったという。 一方、佐賀地方気象台は19日、佐賀県伊万里市などに16日午前、大雨をもたらしたのは、発達した積乱雲が集まった「テーパリングクラウド」(ニンジン形の雲)だったと発表した。 九州北部に停滞していた前線に、`13|の影響で南から温かく湿った空気が流れ込み発生したという。 =2006/09/20付 西日本新聞朝刊= (西日本新聞) -