◇ボートの審判員も、1人2役で盛り上げ のじぎく兵庫国体・ボート競技が1日から開かれる豊岡市城崎町の食堂「ふみや」のおかみさん、辻淳子さん(45)は、日本ボート協会のb級ライセンスを持つ関西唯一の女性として、国体審判員を務める。 おかみさんとしても、マスコット・はばタンをイメージした「はばタンカレー」を考案し、1人2役で国体を盛り上げる。 辻さんは、中学生時代はボート部に所属し、円山川でオールを握ってきた。 社会人になってからもボート教室で指導し、ボートとかかわり続け、同協会のライセンスを取得した。 阪神大震災では、尼崎市内の自宅が半壊、一昨年の`23|では大水害に見舞われ、さまざまな人たちに助けられたため、国体のスローガン「“ありがとう 心から・ひょうごから」に共感。 有数の温泉地・城崎を訪れる観光客の間で、国体やはばタンの知名度が足りないことを心配し、応援しようと、昨秋、はばタンカレー(一食700円)を食堂のメニューに加えた。 ゆで卵を輪切りにして顔に見立て、黒ごまで目を作り、口とトサカの一部は福神漬けとキュウリを利用した。 注文後に調理するため、1日に十数食売れることもあり、厨房は大忙しという。 辻さんは「地元で国体のボート競技が開かれるうえに、審判員で参加できるなんて夢のよう。 縁の下の力持ちに徹したい」と開幕を心待ちにしている。 【長尾真希子】 〔但馬版〕 9月30日朝刊 (毎日新聞) -