下関市の海上自衛隊小月航空基地配備の救難ヘリ「uh―60j」2機が08年3月末をもって長崎県の海自大村航空基地に移転、統合する方向で検討されていることが分かった。 5日の県議会一般質問で、県側が明らかにした。 同ヘリは、県内の救急患者の搬送や災害派遣でも活用されており、西村亘総務部長は「これまで多大な成果を挙げており、地元や自治体の意向を踏まえ国に対し、十分な配慮がなされるよう要望したい」と答弁した。 県防災危機管理課によると、自衛隊の保有ヘリに関する全国レベルの配置、運用見直しの一環。 海自大村航空基地への集約、統合が検討されている。 移転した場合、福岡県の航空自衛隊芦屋基地所属の救難ヘリが任務にあたるといい、小月基地側は「急患搬送を含め対応は問題ない」との見解を示したという。 同ヘリは、これまで台風などでの災害出動をはじめ、見島(萩市)の救急患者を年数回、本土に搬送するなどしてきた。 また昨年9月に`14|が県内に上陸した際、岩国市内で行方不明者の捜索救助に当たった。 下関市立中央病院(同市向洋町)は小月基地のヘリで急患を搬送したケースはなく、「もし自衛隊に出動をお願いする場合、(小月からと芦屋からでは)十数分の違いがあるが、医療面でどれだけ影響あるかは予測しがたい」と話している。 【佐藤丈一、新里啓一】 ……………………………………………………………………………………………………… ■今日のことば ◇uh―60j 米陸軍の多用途ヘリ「uh―60aブラック・ホーク」を母機として開発された救難ヘリ。 速度や航続、機動性能に優れ、航法気象レーダーや赤外線暗視装置などの最新鋭機器を搭載。 災害派遣や各種救難救助などで活躍している。 1機約37億円。 12月6日朝刊 (毎日新聞) -