9月1日 水俣病問題を検証する小池百合子環境相(当時)の私的懇談会(有馬朗人座長)が最終会合を開き、提言をまとめる。 国の認定基準については見直さず、現行基準で救済されない被害者を補償・救済する恒久的な仕組みを構築することなどを求めた。 6日 球磨川水系の新たな治水方針を策定する国の検討小委員会、人吉地点の記録的大雨時の予想ピーク流量を従来通り毎秒7000トンとすることで了承。 委員の1人、潮谷義子知事は「算定根拠が不透明」と賛同せず。 国交省はその後、検討小委に同地点の流下可能流量も従来通りの毎秒4000トンとする案を提示。 その差である3000トンを調整するための川辺川ダムが事実上必要と認める内容で、検討小委は12月に承認した。 8日 水俣病の教訓を世界がどれだけ生かしたのかなどを話し合う「環境被害に関する国際フォーラム」始まる。 世界14カ国・地域からの参加者と水俣の地元関係者らが熊本市や水俣市でシンポジウムや体験談発表会などを開き、交流・討論した。 26日 山都町の町立矢部中で、2年生の男子生徒が同学年の女子生徒に刃物で切りつける。 男子生徒は措置入院となった。 10月7日 長野・富山県境付近の北アルプス・白馬岳で、県内の女性2人を含む4人が遭難、その後死亡が確認された。 天候急変による吹雪で。 14日 水俣病公式確認から50年を機に、分断された人間関係を築き直す「みなまたもやいの週」始まる。 29日までの16日間、胎児性患者らによる創作舞台、写真・パネル展、コンサート、火のまつりや「みなまたの歌」合唱などさまざまな催しがあった。 22日 「お米ばあさん」で人気を集めた俳優で肥後にわか芸人のばってん荒川さんが死去。 69歳だった。 30日 熊本市立小で起きたプール事故で、学校側が監視の不備などを隠した虚偽の回答書を両親に渡し、訴訟の和解後にうそを認めていたことが判明。 市教委が虚偽回答にかかわった幹部の聴取に乗り出す。 ▽五木村長選をめぐり、連座制対象者として公職選挙法違反の罪に問われた女の有罪が最高裁で確定。 女は西村久徳村長の実妹。 福岡高検は西村村長の当選無効などを求める訴訟を福岡高裁に起こし、村議会は12月13日に辞職勧告決議案を賛成多数で可決した。 西村村長は同月20日、当選有効の確認を求める民事訴訟を福岡高裁に提訴した。 11月2日 第119回九州地区高校野球大会で、熊本工が24季ぶり11回目の優勝。 3日 知的障害者の自立と社会参加を目的としたスポーツの祭典「第4回スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム」が熊本市で開幕。 40都道府県から史上最多の1025人の選手が参加し、5日まで熱戦を繰り広げた。 7日 城南町の住宅兼作業所で、塗装業の男が立てこもり、逃げ出した元妻や、元妻を救出しようとした警察官、救急隊員らに向かって次々に猟銃を発砲。 熊本市内に住んでいた元妻を無理やり家に連れてきていた。 11日 水俣病問題などをはじめとする反公害運動で「行動する学者」として知られた沖縄大名誉教授の宇井純さんが死去。 74歳。 水俣病の原因企業、チッソに多くの人材を輩出した東京大に籍を置きながら「富田八郎(とんだ・やろう)」のペンネームで合化労連機関紙で水俣病問題を告発。 チッソの付属病院長、故細川一氏がひそかにネコを使った実験で水俣病発症に成功していたことをつかみ、明らかにした。 12日 熊本市長選で現職の幸山政史氏が新人3氏に圧勝し、再選。 22日 水俣病未認定患者の国家賠償請求訴訟の第7陣42人が熊本地裁に提訴。 原告数は1159人に。 一方、原因企業のチッソは「既に時効が成立しており、和解の余地はない」と主張する準備書面を熊本地裁に提出した。 27日 水俣市の建具店経営、緒方正実さんが環境省の公害健康被害補償不服審査会に求めていた水俣病認定の不服審査請求で、同審査会が申請を棄却した県に再審査を求める裁決。 12月1日 県内で地上デジタル放送始まる。 5年後には県内全域で視聴可能に。 5日 九州農政局が06年産米の最終作況指数を発表。 平年を100とする県平均の作況指数は85。 日照不足や`13|などの影響で、九州各県で記録的不作に。 7日 自民、公明両党による水俣病問題与党プロジェクトチームが未認定患者を対象に症状調査を実施することを決める。 新しい救済策の具体的内容の取りまとめは来年以降に▽相良村の助役選任をめぐり贈賄罪に問われた矢上雅義村長が最終弁論で改めて無罪を主張。 判決言い渡しは来年2月26日。 10日 水俣病公式確認50年事業実行委が出版した「水俣病の50年」の出版披露会。 さまざまな立場の106人が執筆に参加した。 12日 川辺川ダム建設促進協議会の会長も務める福永浩介・人吉市長が来春の市長選に出馬しない考えを表明▽国立ハンセン病療養所菊池恵楓園に九州初のハンセン病資料館開館。 24日 京都市で開かれた全国高校駅伝競走大会で県代表の男子・九州学院が5位入賞果たす。 女子・熊本信愛は12位だった。 27日 全国高校ラグビー大会開幕。 県代表の熊本工は1回戦で流経大柏(千葉)と対戦し、敗れた。 12月31日朝刊