下柳、g斬りフィニッシュへ! 火の車状態の阪神先発陣に恵みの雨が降った。 13日の中日戦(甲子園)が雨天中止となったことで、前半残り5試合のローテーションを再編。 開幕からフル回転してきた下柳は、中10日以上を開けて球宴前最終カードの巨人戦(甲子園)にまわることが可能となった。 「巨人中日12番勝負」を現在5勝1敗と飛ばしている阪神が、前半戦をきっちり締めくくる。 楽しみにしていたファンには申し訳ないが、虎投にとっては間違いなく追い風だ。 巨人戦ではプロ未勝利の若竹、岩田を抜てきしたほど苦しい先発ローテーション。 しかし、この雨でひと息つける。 中日との2試合は上園、ジャンでまかなうことが可能になり、チーム勝ち頭の7勝を挙げる下柳は、十分な間隔をとって球宴前最終カードの巨人戦にまわることが濃厚になった。 前回登板は6日の中日戦(ナゴヤドーム)。 6回無失点でプロ通算100勝目を挙げた。 しかし、投手陣最年長の39歳にして開幕から唯一、ローテーションを守ってきたのが下柳だ。 知らず知らずにたまった疲れがあるのか、その後、ブルペン入りを控える状況が続いていた。 しかし、これでローテを1度飛ばす形で巨人戦に向かうことが可能になる。 「明日も雨予報? 知らないよ。 俺は気象庁じゃないんだから」。 この日、雨天中止決定後に行われた甲子園新室内での練習では、軽いキャッチボールとダッシュを行った。 天候にはぶっきらぼうな口調で無関心を装ったが、いつものように入念に体を動かし調整を終えた。 `4|の影響で14日も試合開催は危ぶまれるが、試合が予定通り消化されれば中10日で17日、もう1試合流れれば中11日で18日。 ローテーションのやり繰りとともに、下柳の調整にも余裕が出てくる。 通算100勝を挙げた試合後、下柳は言った。 「全然、区切りでもなんでもないよ。 まだシーズンは半分だけやから、頑張りますよ」。 自身の記録にはほとんど興味を示さないのは同級生の金本と同じ。 あるのはチームの勝利に向けた執念だけだ。 オールスター・ブレイクまで登板は1試合。 天を味方につけた気合のg斬りで、前半戦をきっちり締めくくる。