`4|による大雨などで九州・沖縄では14日も住民への避難勧告や住宅の浸水などの被害が続いた。 交通機関も大きく乱れ、台風の接近に伴って各地では警戒を強めた。 一方、近畿各地でも台風の影響で夏の甲子園地方大会が中止になるなど軒並み大会やイベントが中止となった。 けが人はこれまで計44人。 同日午前8時半ごろ、北九州市小倉南区で病院に向かおうとした女性(80)が強風にあおられて転倒し、右足を骨折。 大分県別府市では午前10時前、自宅の裏山が崩れ、外に出ていた女性がけがをした。 熊本県菊池市では午前6時40分ごろ、男性(77)が川岸で倒れているのが見つかり、病院に運ばれたが間もなく死亡した。 県警は台風の影響で流された可能性もあるとみて調べている。 鹿児島県では垂水市など4市4町の約5400世帯、約1万2000人に避難勧告が出た。 宮崎県では農業用ため池の堤防が決壊する恐れがある宮崎市の北部や、道路や住宅の冠水被害が出た西都市などで計約2200世帯の約6100人に避難指示や避難勧告が出た。 ほかの県でも住民が相次ぎ自主避難した。 九州電力によると、14日正午現在、電線の切断などで鹿児島県の奄美地方を中心として鹿児島、宮崎両県の約3万4000戸が停電している。 大阪管区気象台によると、`4|は日本列島上にかかっている太平洋高気圧の張り出しに沿って進むため、今後は列島を縦断するとみられている。 近畿地方には15日朝方から昼にかけて最も接近する見込み。 日本列島上には梅雨前線が停滞しており、台風の暖かく湿った空気が梅雨前線を刺激し、大雨を降らせる恐れがあるという。 近畿南部では14日午前6時~15日午前6時の24時間に多いところで600ミリ、中部でも多いところで300ミリの降水量が予想されている。 また、15日は大潮で、満潮時の早朝と台風が接近するとみられる時間帯が重なるため、高潮への警戒も求められる。 1年間の日本列島への台風上陸数は平均2・6個だが、7月中の上陸数は0・5個と、この時期に台風が上陸した例は決して多くはない。 今年の場合、海水温が奄美大島付近まで高い状態のため、平年よりも早い時期に勢力の大きな台風が発生したという。 近畿地方に上陸すれば、平成16年10月に兵庫県北部や京都府北部などで川が氾濫(はんらん)し、浸水被害が発生し、100人近い死者・行方不明者を出した`23|以来の上陸となる。