大型で強い`4|は14日午後2時ごろ、鹿児島県の大隅半島に上陸、高知県の足摺岬付近を北東に進んだ。 上陸時の中心気圧は945ヘクトパスカルで、7月としては1951年からの観測史上、最強の勢力。 15日午前に東海地方に接近し、15日午後、関東地方に最も近づく見通しとなった。 九州に上陸後やや勢力を弱めたが、気象庁は警戒を呼びかけている。 同庁によると、14日午後9時現在の中心気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートル。 この台風で、鹿児島市下福元町の増水した川に西谷山小6年、上村恵大(けいた)君(11)が流され死亡。 鹿児島県肝付町でもパイプの修理作業中に用水路の側溝に落ちて流された農業、有野幸雄さん(76)が亡くなった。 このほか徳島県吉野川市の男性(79)と名古屋市で川に転落した男性が行方不明。 また、沖縄県で32人、宮崎県で8人、鹿児島県で5人、福岡県と大分県で各4人、熊本県で2人など全国で計62人が負傷した。 15日午後6時までの24時間雨量は、▽東海で450ミリ▽神奈川県で350ミリ▽関東北部300ミリ▽関東南部と伊豆諸島で250−−となっている。 4号は大型で暴風域が広いまま日本列島を縦断するように進む見通しで、気象庁は「予想進路がわずかにずれても、日本全体が強風域に覆われる」と警戒を強める。 関東地方は、台風の接近に伴って梅雨前線が活発化し、広い範囲で大雨になる見通し。 また、台風が本州東の海上に抜けても、その進路を発達した高気圧が阻むため速度が上がらず、関東地方海上への影響は残るという。 鹿児島県では14日午後6時現在で約1万4000世帯、宮崎県で5500世帯、熊本県で100世帯が停電している。 鹿児島、宮崎、熊本、大分県では1万687世帯2万787人に避難勧告が出ている。 交通機関も大幅に乱れ、14日は日本航空グループの266便を含む、九州・中国地方発着の計約650便が欠航した。 15日も航空会社が次々欠航便を決めており、陸路も運休が相次ぎそうだ。 【鈴木梢】