◇自主避難や通行止めも `4|は15日午前5時ごろ、県内に最接近した。 県内では死傷者や家屋に大きな被害はなかったが、がけ崩れや樹木が倒れるなど影響が出た。 奈良市の奈良公園では東大寺本坊北側にある高さ約10メートル、直径約60センチのカシが風雨で倒れた。 県奈良公園管理事務所によると公園内で他にも2カ所で桜とカシが折れた。 台風が通過した15日、奈良市から清掃業務を受託する「奈良市手をつなぐ親の会」の職員ら6人が近鉄奈良駅前や三条通りで、風で散った枝やごみの収集に追われた。 各地で行事が中止になった。 五條市商工会青年部が15日に吉野川で計画していた「第5回吉野川手作りイカダ下りコンテスト」は川の増水で29日午前9時からに延期。 奈良の鹿愛護会は15日早朝に予定していたシカの頭数調査を取りやめ、16、17日に延期した。 奈良地方気象台によると降り始めから15日午後6時までの総雨量は上北山村395ミリ▽天川村374ミリ▽奈良市90ミリ。 同市の最大瞬間風速は17メートル(同午前3時)だった。 県防災統括室によると、14日夕方から翌朝にかけて五條市や十津川村など13市町村で87世帯128人が自主避難。 国道309号(上北山村西原―天川村川合)▽国道425号(十津川村平谷蕨尾―同村迫西川)などが通行止めとなった。 生駒、宇陀両市など県内6カ所でがけ崩れが起きた。 7月16日朝刊