阪神6−5ヤクルト ◇2日◇甲子園 新たな不敗神話だ! 阪神赤星が満塁走者一掃の二塁打を放ち、逆転勝ちのヒーローとなった。 ヤクルトに3−4と逆転された直後の6回裏、2死満塁から右翼線へ二塁打。 6−4と逆転に成功した。 赤星は5回にも1打点を挙げ、1試合4打点は03、05年の3打点を上回る自己新。 また先制適時打を放った鳥谷との1、2番コンビがともに打点を挙げた試合は今季、これで5戦負けなしとなった。 強力な1、2番コンビが打線をけん引する。 ファウルになるなッ! 一塁へ走る赤星の心の叫びが通じた。 右翼ポール際へ高々と舞い上がった大飛球は、背走するガイエルの先に、そして右翼線の内側にポトリ! 塁を埋めていた関本、葛城、鳥谷が踊るようにホームを踏んだ。 二塁ベース上の赤星は手を叩き、ベンチの岡田監督は珍しく両手を突き上げていた。 「前半戦のウチならズルズルいったかもしれない。 でも今は本当に状態がいい。 みんなが作ったチャンスを無駄にしたくなかった」。 ボーグルソンが逆転満塁弾を浴びた直後の6回裏、2死満塁。 このチャンスを逃せば流れは完全にヤクルトに行きかねなかった。 走者一掃の逆転二塁打に選手会長はチーム全体の反発力を強調した。 `5|も阪神にとっては“神風 となった。 いつもなら右から左へ吹く甲子園特有の浜風がこの日は逆。 ただし、右翼ポール際の打球だけはエアポケットのように伸びるのだが、台風の影響か、わずかに打球は失速。 今季1号本塁打にならない代わりに、無情のファウルにもならなかった。 「逆に浜風じゃなかったから、失速したと思う。 バットの先っぽ。 体も開き気味だった。 皆さんはホームランかと思ったでしょうけど、入らないと思った。 とにかくファウルになるな、と思いながら走ってました」。 赤星は天に感謝したが、殊勲打はこれだけじゃない。 5回1死一、三塁では高井の直球に詰まりながら遊撃にタイムリー内野安打。 自己新記録となる1試合4打点で“ポイントゲッター になった。 鳥谷とともに打点を挙げた試合はこれで5連勝。 岡田監督が理想の形と話してきた「1、2番コンビ」がに必勝神話が生まれつつある。 「今日は試合前からみんなで『勝ってロードに行こう』と話していましたから」。 ヤクルトとの3連戦に勝ち越し、3位横浜とはついにゲーム差なし。 最強1、2番が長期ロードも打線をグイグイ引っ張る。 【吉富康雄】