`9|は、静岡県などを暴風域に巻き込みながら北上し、首都圏を直撃した。 強い雨と風で、群馬、長野、埼玉などで土砂崩れが発生し、道路が寸断され、家屋が壊れるなどの被害が出た。 群馬県富岡町でお年寄りが川に落ちてけがをしたほか、孤立した各地に避難勧告が出された。 鉄道や船舶、航空などの交通機関は大幅に乱れ、八丈島などで停電も発生した。 7日朝もjrなど交通を中心に混乱が続きそうだ。 jr東海道新幹線が午後6時過ぎから約4時間半、東京―名古屋間で運転を見合わせたほか、同10時半現在、▽京浜東北線大船―大宮間▽東海道線東京―小田原間▽京葉線東京―蘇我間▽埼京線大崎―大宮間▽常磐線上野―取手間▽武蔵野線府中本町―西船橋間▽東京メトロ東西線西船橋―東陽町間などで運転を見合わせている。 東京メトロ丸ノ内線では同10時過ぎ東京都文京区春日2の地上区間で倒木があり、池袋―銀座間で一時運転を見合わせた。 日比谷線で同10時50分ごろから信号トラブルで全線運転を見合わせた。 また、日本道路交通情報センターによると、同10時半現在、▽東名高速上り沼津―大井松田間、下り厚木―清水間▽中央高速上り甲府昭和―上野原間、下り八王子―勝沼間▽上信越道藤岡―小諸間などは雨のため通行止め。 東京湾アクアラインも全線で強風のため通行止めとなった。 空の便は同10時半現在、羽田発着便を中心に計204便が欠航したため、4万4753人に影響が出た。 内訳は▽全日空102便▽日本航空99便▽日本トランスオーシャン航空3便。 成田国際空港を発着する国際線は同9時現在、韓国・ソウル発の大韓航空など到着便が10便、ベトナム・ホーチミン行きのベトナム航空など出発便6便が欠航した。 海の便では、▽東京湾フェリー(千葉県富津市―神奈川県横須賀市)40便▽東海汽船(東京―伊豆諸島)10便▽オーシャン東九フェリー(東京―北九州)1便が欠航した。 7日朝の交通にも影響が残りそうだ。 jr東日本は7日始発から午前9時ごろまで、▽宇都宮線▽高崎線▽東海道線▽総武線▽中央線▽常磐線▽京浜東北線▽埼京線▽京葉線――など、首都圏の主要16路線で運行本数を通常の7割程度に減らす。 一方、羽田空港発着便などでも、欠航便が少なくとも82便は出るとみられる。 ◇国の重要文化財が一部損壊…群馬・妙義神社 群馬県安中市の霧積(きりづみ)温泉に向かう県道が土砂崩れのため通行止めとなったため、6日から旅館2軒の宿泊客ら10人が孤立した状態になった。 午後3時半ごろには、土砂崩れで電線も切れ2軒は停電になり、復旧のめどは立っていない。 また、同県富岡市の妙義神社では、裏山の土砂が崩れ、国の重要文化財の塀が一部損壊し、社殿に泥水が入った。 また、同市内では豪雨で足を滑らせた男性(68)が側溝に落ちてすり傷を負った。 東京電力によると、6日午後8時現在、八丈島で4850世帯が停電するなど、6都県で約1万3860世帯が停電した。 東京都内では、杉並区で5カ所の避難所が設けられたほか、中野区でも区立小中学校9校の校庭を開放して自家用車の避難所が設けられた。 ◇トタンが電車直撃 6日午後6時ごろ、静岡県焼津市小浜のjr東海道線で、同市浜当目の旅行会社「アンビ・ア」のバス駐車場から強風で飛んできたトタン屋根1枚が、下り線を走ってきた乗客約800人乗りの普通電車に衝突。 電車はそのまま通過したが、トタン屋根は線路上に残ったため、jr東海はその後上下線で運転を見合わせた。 けが人はなかった。 ◇臨時休校 茨城県では7日に599校を臨時休校とする予定で、計10都県で同様の措置がとられる。 ◇転倒で重傷も 静岡県島田市では、午後4時半ごろ、自宅の庭に出た無職女性(81)が転倒し、右足を骨折する重傷を負うなど、男性1人、女性3人が強風の影響で転倒したり自宅屋根から転落し、4人が骨折の重傷。 神奈川県相模原市では、午後4時55分ごろ、古紙回収会社営業所の男性社員(56)が、雨どいの掃除中、入り口のひさし(高さ約6メートル)から転落し、骨盤やろっ骨などを折り重傷を負った