◇ナシなど落果も相次ぐ 県は11日、県内を縦断した`9|による農林水産業の被害が、31市町村で約10億3300万円に上ったと発表した。 今年7月の`4|による被害総額約4億1800万円の2倍強。 田畑への土砂流入といった農地被害が約3億6500円で最も多く、秋の収穫時期を迎えたナシなど果樹の落下も相次いだ。 県農林企画グループによると、農業用水路が埋没する被害が、県中の4000万円をはじめ各地で頻発。 田畑への土砂流入・流出の被害も、県内各地で計約9600万円に達した。 また、県中を中心に山の斜面崩落といった治山被害が計2億9700万円となった。 一方、果樹など農業被害は約1億7100万円。 収穫時期のナシが落下する被害がいわきと相双で目立ち、会津や南会津ではソバの実の倒伏被害が発生した。 同グループは「引き続き被害の実態調査を行い、栽培指導や農地の復旧支援に努めたい」と話している。 大熊町の、あるナシ専門の果樹園も、ナシの落下被害に遭った。 落下を逃れても、「キズ物」で出荷できないナシもあるという。 果樹園の経営者は「1年がかりで育てたのに悔しい。 これからの生活が不安だ」とこぼしていた。 【菊谷隆】 9月12日朝刊