朝来市生野町黒川の「日本ハンザキ研究所」(栃本武良所長)で今春、市川沿いに完成した観察用巣穴に、国の特別天然記念物・オオサンショウウオ1匹が入ったことが確認された。 完成した観察用巣穴はコンクリート製で長さ3メートル、幅、深さ各1・8メートル。 市川の流れを配管で取り込む構造になっている。 ところが今夏の`4|の大雨で市川が増水、土砂などが巣穴内に入り込み、一時は完全に使えない状態となった。 その後、栃本所長が土砂を取り除き、様子を見ていたところ、8月18日に1匹が巣穴に入っていた。 捕獲したところ、体内にあった個体識別用のマイクロチップから、4年前に調査で捕獲したオスとわかった。 体長73センチ、体重2・6キロで、健康状態は良好。 その後、姿が見えなくなったが、今月1日に観察巣穴の近くで生息しているのが確認された。 栃本所長は「台風で使えなくなったこともあり、今年の調査・研究はできないと思ったが、無事、巣穴に入ってくれた」と喜んでいる。