27日午前1時半ごろ、広島市南区西本浦町の邇保姫(にほひめ)神社から出火、木造平屋の本殿や拝殿など4棟計約450平方メートルを全焼した。 けが人はなかった。 同神社は、62年前の原爆投下時、被爆しながらも倒壊せずに残り、本殿などが市の被爆建物リスト(計91件)に登録されていた。 広島南署などによると、26日午後5時ごろ、渡辺英麿宮司(83)が本殿など社殿の鍵を閉めてからは無人だった。 不審火や漏電による失火の可能性もあるとみて、原因を調べる。 同神社は、爆心地から南東約3・6キロにあり、被爆者の救護も行われたという。 同市平和推進担当課によると、1993年から被爆建物の保存継承事業が始まり、91件のうち木造建物は55件。 2004年に`18|の影響で寺の山門などが倒壊した例はあるが、火事で焼失したのは初めて。